7月10日締切、月末発表の第27回ウェブ句会特選第1席は
緑蔭にまづは楽器を置きにけり
作者は西宮市在住の田島かよさんです。
志摩に移住されていた田島竹四さん・もりさんご夫婦が、大阪に戻られてから、天満橋のお教室へ付き添いで行く事になり、そのままかつらぎに入会されたという、田島家のお嫁さんです。
なんて素直で優しいお嫁さんなんでしょう。その素直さが、かよさんの詠む俳句の原点だといつも感じています。竹四さん・もりさんの仲の良さと、何を俳句に詠めば良いのかを、身近に学んでおられます。今回の特選は俳句の環境に恵まれているからだけではなく、ご本人の努力と感性の豊かさもあるのでしょう。今後の活躍を祈っております。
写真は昨年の全国同人大会でのスピーチ、竹四さん・もりさんご夫妻と一緒のスリーショット、そして昨年末の忘年会での一コマです。
6月10日締切の第26回ウェブ句会、特選第1席は
花は葉に百年経たるへそ碑文
作者は小西俊主さんです。
小西さんは藤原風驚子さんから西脇の俳句会を引き継がれ、青畝先生が初代選者をつとめられた西脇俳句大会で毎年お世話になっている地元の実力俳人です。
昨年は室津漁港や五百羅漢像、そして広畑の蓮根畑を吟旅する私達と同じ場所を、西脇句会の皆さんで前日に吟行し、当日の俳句大会では会場や進行などお世話になりました。
今年は新型コロナウイルスの感染防止の為、表彰式と俳句大会は中止となりましたが、今年67回を数える俳句大会は募集句のみ応募出来ます。
写真は、昨年の俳句大会で挨拶をされる小西俊主さん、二枚目は会場の中庭での集合写真。右端が小西さんです。三枚目は平成30年に市内の西林寺へ吟行した際の主宰と小西さんのツーショットです。
益々のご活躍をお祈りしています。
5月10日締切の第25回ウェブ句会、特選第1席
天道虫ブリキの玩具かもしれず
作者は木村由希子さんです。
高校の国語教師をされている由希子さんは、生徒に大人気の先生だろうと、
由希子さんの俳句を見ていてそう思います。
新型コロナウイルスの感染拡大で休校が続いていた学校がようやく再開され、
今までにない配慮をしつつ、新たな授業カリキュラムの編成を余儀なくされていることでしょう。
日常を取り戻しつつ、どうぞ無理ならさないように、と願っています。
写真は、昨年の函館吟旅で立待岬で撮ったツーショット。次の写真は、最終日のジンギスカン料理の夕食で、横浜の歌子さんとのツーショット。最後の写真は、10月の全国同人大会でスピーチの由希子さんです。
昨年の吟旅や全国同人大会が懐かしく思い出されます。
4月10日締切、第24回ウェブ句会特選第1席は
一碧の空万朶なる花堤
作者は山崎圭子さんです。
東海同人会長の朝雄紅青子氏も頼りにされている山崎圭子さんとは、昨年函館吟旅でもご一緒し、句会運営や会報作成など大変お世話になりました。
どんな吟行でも、資料を手に、じっと写生されている姿が印象的です。
峠が「東海の圭子さん」と呼んでいた通り、信頼の厚い方です。5月の東海同人会も中止となってしまいましたが、これからもよろしくお願いします。
写真は昨年の全国同人大会会場、名鉄グランドホテルでの写真です。右から二人目が圭子さんです。
2枚目は昨年の函館吟旅の際、居酒屋さんで烏賊三昧の夕食を頂いた時の写真です。
圭子さんの知的なお洒落は、私も真似してみたいと思っています。