4月15日締切の第60回新ウェブ句会、特選第1席は
爛漫の花に囲まれゐて孤独
作者は平田冬か副主宰です。
先月に引き続きの第1席に選ばれています。
主宰の選評にもある通り、冬かさんの現在の心境を表している一句でしょう。
プライベートについてはあまり多くを語らない冬かさんですが、
この句に全てが込められているように思います。
写真は大神神社の大三和の杜に建立された峠句碑にて。延期になっていた祝賀会が昨年3月に開催された時の撮影です。
次は、綾部山梅林にある峠句碑にて。綾部山の頂上にある句碑まで登って来られた冬かさんです。
その次の写真は、淡路島の鳴門人形浄瑠璃を観に行った時。かつらぎの行く末を見守る縁起の良いお人形と一緒に。
2月15日締切の第58回新ウェブ句会特選第1席は
防護服脱ぎし介護士春近し
作者は巻木痺麻人さんです。
痺麻人さんは淡路島の洲本在住の方で、痺麻人という俳号の通り、時間がたっぷりある方です。
明るくてとても素敵な奥様とも、新型コロナ感染が拡大しているとき、面会できずに苦労されたようです。
痺麻人さんのお住まいの淡路島は、水仙の花が咲き乱れている頃でしょう。
写真は灘黒岩水仙郷の写真です。見えている小さな島は沼島です。神話の伝説が残る素敵なところです。
痺麻人さんの入会は、ウェブ投句を充実させるきっかけとなりました。
今後ますますのご活躍をお祈りいたしております。
1月15日締切の第57回新ウェブ句会特選第1席は
注連飾る羽田空港格納庫
作者は松江在住の吉浦増さんです。
吟旅や大会など、常にフットワーク軽く活躍されておられます。
中四国同人会の要として、中ノ海支部長として、句友に隈なく心を配られ、信頼の厚い方です。
ZOOM句会で月に一度お顔を合わせて句会が出来ていますので、距離感は感じません。
今後、増さんのように、遠隔地におられても、ツールを駆使してご一緒に句会に参加して下さる方が増えることを期待しております。
写真は、昨年3月22日、かつらぎ1100号記念句碑建立祝賀会の翌日に開催された明日香吟行での写真。
主宰、遠藤甫人中四国同人会長の右端が増さんです。
次は、昨年10月29日、全国同人大会の前日吟行で、須磨離宮公園の青畝句碑を訪れた時の写真。
増さんは前列中央付近。
次の写真は、全国同人大会当日の懇親会の席で。
ムードメーカーの増さん、これからもよろしくお願いします。
12月15日締切の第56回新ウェブ句会特選の第1席は
パソコンに溜まるデーター去年今年
作者は阪野雅晴さんです。
毎月のかつらぎ例会の文字起こしと句会報作成だけでなく、
課題句の選者として3か月に一度、膨大な句稿と句評を作ってくださっています。
かつらぎ誌は今ではこの様に、ほとんどをパソコンで作成した原稿や句稿をやり取りして毎月お届けできています。
パソコンにデータを溜めこむのはお勧めできませんが、いやでも溜まってくるものです。
写真1枚目は、10月の全国同人大会の懇親会。後列右から二人目が雅晴さんです。
2枚目は、12月の青畝忌記念俳句大会で、河合家住宅へ行った折、縁側での集合写真。かつらぎの旗の左が雅晴さんです。
今年友の会代表に就任された雅晴さんの、益々のご活躍をお祈りしております。
一年間ありがとうございました。来年も皆様の佳句をご紹介させて頂きたいと思います。
吟行会・例会・その他支部の句会へお友達もお誘いの上ご参加下さいませ。