第23回ウェブ句会特選第1席は
マスク取り梅の香りを愉しめり
作者は西本陽子さんです。
陽子さんのお住まいの兵庫県相生市から近いたつの市には、峠句碑のある綾部山梅林があります。
梅林の梅の開花は、暖冬のために例年よりもずっと早くに満開になり、
俳句大会も早めに終了したようです。
綾部山の頂上に登り、播磨灘を見下ろせば、新型コロナウイルスを忘れて、梅の香りに癒されたことでしょう。
「マスク」は弱い季語なので、問題ないそうです。
写真は昨年の友の会総会での陽子さん、
もう一枚は一昨年の兵庫県同人会の集合写真。陽子さんは右後方の3人目です。
いつもにこやかな陽子さんです。
第22回ウェブ句会特選第1席は
地球儀の諸国の春の塵ぬぐふ
作者は糸賀千代さんです。
昨年まで課題句の選者を務めて下さった千代さんは、長年かつらぎ誌の校正の為に、発行所へ月に2回来てくださっていました。
本当に俳句が大好きな千代さん。新型コロナウイルス感染拡大のために、句会がお休み又は通信句会に変更となり、
「キョウイク(今日行くところ)キョウヨウ(今日の用事)が無くなり、散歩で足を鍛えている」そうです。
写真は、昨年の室津の吟旅の句会、友の会総会でのご挨拶、そして俳人協会新年の集い、での千代さんです。
第21回ウェブ句会特選1席は
宝船よべの敷皺寄るばかり
作者は平田冬か副主宰です。
今年もパワー全開に活躍なさっておられますが、4月26日は俳人協会愛知県支部の大会へ、本部講師として講演が決まっています。お近くの方は、皆さんご参加下さい。
写真は関西新年の集いの時、昨年の忘年会、天好園の青畝句碑での写真です。
毎日本当にお忙しいので、お身体をくれぐれもお大事になさって欲しいと願っております。
第20回ウェブ句会特選第1席は
「稲むらの火」を語り継ぐ震災忌
作者は平松文子さんです。
ことしも1月17日が巡ってきます。今年で25年。忘れずに語り継いでいくという文子さんの気持ちが伝わって来ます。
写真は昨年の千号記念大会で。主宰の右隣りに写っておられます。
その次の写真は、翌日の「青畝ふるさと巡り吟行会」で青畝廟の前での写真。中央にしゃがんでおられます。
最後の写真は兵庫同人会総会での集合写真。前列一番左の中腰になって写っておられます。文子さんがおられると場が華やぎます。
今年も益々のご活躍をお祈りしております。
第19回ウェブ句会の特選第1席
我が心閉ざすに似たり北塞ぐ
作者は西岡たか代さんです。
たか代さんの悲しみが、ひしひしと伝わって来ます。
主宰の句評以上の言葉が見つかりません。
写真は、名古屋での全国同人会に参加された時、
そして、6月の記念大会翌日、青畝ふるさとめぐり吟行会が行われた時の
司会をされているたか代さんです。
たか代さんの笑顔に、少しホッとします。