5月10日締切の第25回ウェブ句会、特選第1席
天道虫ブリキの玩具かもしれず
作者は木村由希子さんです。
高校の国語教師をされている由希子さんは、生徒に大人気の先生だろうと、
由希子さんの俳句を見ていてそう思います。
新型コロナウイルスの感染拡大で休校が続いていた学校がようやく再開され、
今までにない配慮をしつつ、新たな授業カリキュラムの編成を余儀なくされていることでしょう。
日常を取り戻しつつ、どうぞ無理ならさないように、と願っています。
写真は、昨年の函館吟旅で立待岬で撮ったツーショット。次の写真は、最終日のジンギスカン料理の夕食で、横浜の歌子さんとのツーショット。最後の写真は、10月の全国同人大会でスピーチの由希子さんです。
昨年の吟旅や全国同人大会が懐かしく思い出されます。
4月10日締切、第24回ウェブ句会特選第1席は
一碧の空万朶なる花堤
作者は山崎圭子さんです。
東海同人会長の朝雄紅青子氏も頼りにされている山崎圭子さんとは、昨年函館吟旅でもご一緒し、句会運営や会報作成など大変お世話になりました。
どんな吟行でも、資料を手に、じっと写生されている姿が印象的です。
峠が「東海の圭子さん」と呼んでいた通り、信頼の厚い方です。5月の東海同人会も中止となってしまいましたが、これからもよろしくお願いします。
写真は昨年の全国同人大会会場、名鉄グランドホテルでの写真です。右から二人目が圭子さんです。
2枚目は昨年の函館吟旅の際、居酒屋さんで烏賊三昧の夕食を頂いた時の写真です。
圭子さんの知的なお洒落は、私も真似してみたいと思っています。
第23回ウェブ句会特選第1席は
マスク取り梅の香りを愉しめり
作者は西本陽子さんです。
陽子さんのお住まいの兵庫県相生市から近いたつの市には、峠句碑のある綾部山梅林があります。
梅林の梅の開花は、暖冬のために例年よりもずっと早くに満開になり、
俳句大会も早めに終了したようです。
綾部山の頂上に登り、播磨灘を見下ろせば、新型コロナウイルスを忘れて、梅の香りに癒されたことでしょう。
「マスク」は弱い季語なので、問題ないそうです。
写真は昨年の友の会総会での陽子さん、
もう一枚は一昨年の兵庫県同人会の集合写真。陽子さんは右後方の3人目です。
いつもにこやかな陽子さんです。
第22回ウェブ句会特選第1席は
地球儀の諸国の春の塵ぬぐふ
作者は糸賀千代さんです。
昨年まで課題句の選者を務めて下さった千代さんは、長年かつらぎ誌の校正の為に、発行所へ月に2回来てくださっていました。
本当に俳句が大好きな千代さん。新型コロナウイルス感染拡大のために、句会がお休み又は通信句会に変更となり、
「キョウイク(今日行くところ)キョウヨウ(今日の用事)が無くなり、散歩で足を鍛えている」そうです。
写真は、昨年の室津の吟旅の句会、友の会総会でのご挨拶、そして俳人協会新年の集い、での千代さんです。
第21回ウェブ句会特選1席は
宝船よべの敷皺寄るばかり
作者は平田冬か副主宰です。
今年もパワー全開に活躍なさっておられますが、4月26日は俳人協会愛知県支部の大会へ、本部講師として講演が決まっています。お近くの方は、皆さんご参加下さい。
写真は関西新年の集いの時、昨年の忘年会、天好園の青畝句碑での写真です。
毎日本当にお忙しいので、お身体をくれぐれもお大事になさって欲しいと願っております。