6月15日締め切り、月末主宰選の第62回新ウェブ句会特選第一席は
クローバーに歩けぬ足を投げ出せり
作者は田島もりさんです。
もりさんはかつらぎ七月集でも巻頭を飾っておられます。
今年白寿の句集を出された竹四さんとのご夫婦の仲の良さが、もりさんの俳句の特徴と言っても良いでしょう。
写真は昨年の舞子ビラで行われた全国俳句大会会場での一枚、次は須磨寺で事前の吟行をされた時の一枚、
そして、つかしんぶなの木句会の教室でのもりさんの写真です。
ご家族みなで俳句を応援しておられる、お幸せなもりさんです。
5月15日締切の第61回新ウェブ句会 特選第一席は
夢殿とすぐわかる屋根薄暑光
作者は迫田斗未子さんです。
豊中俳句同好会のお世話をされています。
かつらぎ6月号広告にも掲載していますが、第67回豊中俳句大会の作品送付先が
斗未子さん宛となっています。
豊中市民に限らず投句出来るそうです。
写真は2018年(平成30年)11月に行われた西脇市文芸祭の表彰式です。
斗未子さんは左に立っておられます。
益々のご活躍をお祈りしております。
4月15日締切の第60回新ウェブ句会、特選第1席は
爛漫の花に囲まれゐて孤独
作者は平田冬か副主宰です。
先月に引き続きの第1席に選ばれています。
主宰の選評にもある通り、冬かさんの現在の心境を表している一句でしょう。
プライベートについてはあまり多くを語らない冬かさんですが、
この句に全てが込められているように思います。
写真は大神神社の大三和の杜に建立された峠句碑にて。延期になっていた祝賀会が昨年3月に開催された時の撮影です。
次は、綾部山梅林にある峠句碑にて。綾部山の頂上にある句碑まで登って来られた冬かさんです。
その次の写真は、淡路島の鳴門人形浄瑠璃を観に行った時。かつらぎの行く末を見守る縁起の良いお人形と一緒に。
2月15日締切の第58回新ウェブ句会特選第1席は
防護服脱ぎし介護士春近し
作者は巻木痺麻人さんです。
痺麻人さんは淡路島の洲本在住の方で、痺麻人という俳号の通り、時間がたっぷりある方です。
明るくてとても素敵な奥様とも、新型コロナ感染が拡大しているとき、面会できずに苦労されたようです。
痺麻人さんのお住まいの淡路島は、水仙の花が咲き乱れている頃でしょう。
写真は灘黒岩水仙郷の写真です。見えている小さな島は沼島です。神話の伝説が残る素敵なところです。
痺麻人さんの入会は、ウェブ投句を充実させるきっかけとなりました。
今後ますますのご活躍をお祈りいたしております。