7月15日締切第63回新ウェブ句会第一席の句は
暮れぬれば夜鷹鳴くらん一夜庵
作者は古谷多賀子さんです。
主宰の選評にありましたように、吟旅での一句です。
四国讃岐地方は、自然が豊かで、生き物がのびのびと全てが大きいと感じました。
豊稔池堰堤の石組みに引っ掛けるように脱皮した蛇の皮が、びっくりするほど長かったのが
とても印象的です。
写真1枚目は琴平公会堂で2回目の句会の後の集合写真。多賀子さんは前列左から二人目です。
2枚目は金刀比羅宮本宮前で、300段の石段を上がってこられた多賀子さん他皆さんです。
3枚目は、1日目の句会場「琴弾廻廊」有明の間で、句会の後の懇親会。
関東からの参加者が、仲良く自己紹介しておられるところです。
多賀子さんは左端の彰宏さんの右隣りに、仲良く映っておられます。
6月15日締め切り、月末主宰選の第62回新ウェブ句会特選第一席は
クローバーに歩けぬ足を投げ出せり
作者は田島もりさんです。
もりさんはかつらぎ七月集でも巻頭を飾っておられます。
今年白寿の句集を出された竹四さんとのご夫婦の仲の良さが、もりさんの俳句の特徴と言っても良いでしょう。
写真は昨年の舞子ビラで行われた全国俳句大会会場での一枚、次は須磨寺で事前の吟行をされた時の一枚、
そして、つかしんぶなの木句会の教室でのもりさんの写真です。
ご家族みなで俳句を応援しておられる、お幸せなもりさんです。
5月15日締切の第61回新ウェブ句会 特選第一席は
夢殿とすぐわかる屋根薄暑光
作者は迫田斗未子さんです。
豊中俳句同好会のお世話をされています。
かつらぎ6月号広告にも掲載していますが、第67回豊中俳句大会の作品送付先が
斗未子さん宛となっています。
豊中市民に限らず投句出来るそうです。
写真は2018年(平成30年)11月に行われた西脇市文芸祭の表彰式です。
斗未子さんは左に立っておられます。
益々のご活躍をお祈りしております。
4月15日締切の第60回新ウェブ句会、特選第1席は
爛漫の花に囲まれゐて孤独
作者は平田冬か副主宰です。
先月に引き続きの第1席に選ばれています。
主宰の選評にもある通り、冬かさんの現在の心境を表している一句でしょう。
プライベートについてはあまり多くを語らない冬かさんですが、
この句に全てが込められているように思います。
写真は大神神社の大三和の杜に建立された峠句碑にて。延期になっていた祝賀会が昨年3月に開催された時の撮影です。
次は、綾部山梅林にある峠句碑にて。綾部山の頂上にある句碑まで登って来られた冬かさんです。
その次の写真は、淡路島の鳴門人形浄瑠璃を観に行った時。かつらぎの行く末を見守る縁起の良いお人形と一緒に。