2026年6月16日~2026年7月15日締切分
森田 純一郎選(新ウェブ句会より)
特選 三句
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13
白靴のまつすぐ美術館へ入る
黒岩恵津子
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84
帰り道山椒魚の向き違ふ
吉川やよい
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7
国境はドナウの真中橋灼くる
高橋宣子
秀逸 五句
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4
虹二重メコンの風に旅果つる
峰村ひさ子
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24
ぽつかりと茅の輪開いてをりにけり
月森こはぎ
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56
鈴屋の暗さに外すサングラス
木村由希子
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61
飲めさうな水に活き活き水芭蕉
古谷彰宏
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120
ココ椰子の並木の尽きて避暑ホテル
清水洋子
特選 三句
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特選1
白靴のまつすぐ美術館へ入る
黒岩恵津子
おそらく新しい真っ白の靴を履いていたのだろう。夏らしい白靴が美術館に入ってゆく、しかも大股にまっすぐに闊歩して行くのだ。端的に詠まれていて印象明瞭な句である。
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特選2
帰り道山椒魚の向き違ふ
吉川やよい
大山椒魚は一日中ほとんど動かない。代謝が低く、必要最小限しか動かないのだが、その山椒魚が帰り道には向きを変えていたというのだ。俳人らしい目の付け所の諧謔句だ。
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特選3
国境はドナウの真中橋灼くる
高橋宣子
どの国かは分からないが、ドイツから中部、東部ヨーロッパを流れて黒海に注ぐ大河・ドナウ川の真ん中には国境があるのだ。橋の灼ける光景を詠んだ雄大な写生句である。
秀逸 五句
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秀逸1
【4】
虹二重メコンの風に旅果つる
峰村ひさ子
東南アジアの大河メコンに掛かった二重の虹に別れを告げる旅愁を感じさせる。
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秀逸2
【24】
ぽつかりと茅の輪開いてをりにけり
月森こはぎ
夏越の神事の際に立てられる茅の輪をぽっかり口を開けていると先入観なく実感として詠んでいる。
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秀逸3
【56】
鈴屋の暗さに外すサングラス
木村由希子
本居宣長が長く暮らした鈴屋に入る時にサングラスを外すことからその暗さが感じられる。
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秀逸4
【61】
飲めさうな水に活き活き水芭蕉
古谷彰宏
貴婦人のような白さを持つ水芭蕉の群生する湿原の水はまるで飲めそうだと感じた実感が伝わる。
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秀逸5
【120】
ココ椰子の並木の尽きて避暑ホテル
清水洋子
熱帯地方に見る背の高いココ椰子並木の尽きるあたりに南国のホテルのある光景が印象的な句だ。
入選
入 選 句
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【26】
バス便のなくなつてゐし帰省かな
黒岩恵津子
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【37】
検問のあらぬ国境旅涼し
高橋宣子
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【47】
箸先を薬味に染めて冷奴
大久保佐貴玖
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【53】
一山を絞れるごとく滴れり
西岡たか代
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【55】
暑に耐ふるロボット犬に励まされ
黒岩恵津子
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【58】
虫送り松明捨つる村境
西岡たか代
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【64】
細くとも凛と立ちたる今年竹
宮原昭子
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【78】
ランプ吊る駅舎すなはち登山口
古谷多賀子
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【87】
店頭に水打ち終へて開店す
角山隆英
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【91】
夏座敷姿よき木々眺めとす
稲垣美知子
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【96】
夏木立抜け来たりしは郵便車
武田順子
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【106】
海見ゆる窓辺に置かれ夏帽子
木村由希子
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【109】
白南風や灯台ことに白く見え
角山隆英
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【115】
祓川曲がれるところ合歓の花
平田冬か
入選
佳 作 句
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【6】
子より先着きし帰省の荷の大き
(・・・来たる大きな帰省の荷)清水洋子
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【14】
茎折れてなほも捻れる捻れ花
(・・・それでも捻る捻り花)近藤八重子
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【54】
モンブラン峠遺愛の青涼し
(・・・・遺愛のペンの---)森田教子
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【72】
突と現れするりと消ゆる蜥蜴かな
田島かよ
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【82】
水打つや誰かの帰り待つがごと
大久保佐貴玖
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【97】
梅雨明けの証この空この青さ
中内ひろこ
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【101】
身の巾の草と揺れゐる糸蜻蛉
安田純子
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【103】
湯上りに南部風鈴澄みにけり
峰村ひさ子
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【105】
力強き根を見せつけてイハガラミ
(・・・・・・・・・イワガラミ)
〈注 イワガラミとは、初夏から夏にかけて白い花が岩肌に纏いつくように咲く花。まだ歳時記に載っていない〉岩見三七夫
純一郎吟
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【2】
ヨセミテを思ふ外宮の大夏木
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【85】
数多なる盃状穴へ晩夏光
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【112】
HAIKU聞くサマードレスに身を包み
