第6回ウェブ句会の特選第1席は小林久美子さんの
実をつけしままの倒木台風禍
でした。おめでとうございます。
この秋、台風21号が近畿地方を直撃した時、作者のお住まいのちかくにある浜寺公園の松が根こそぎ倒されたそうです。
松の木は意外に根が浅いことにも驚いたとか。
特選の一句は、その時にできた句だそうです。
大阪湾に近い松林が広がる浜寺公園は、被害が大きかったのでしょう。
小林久美子さんと言えば、海外旅行での吟旅の句を、沢山詠まれています。
最初に行かれたのはマレーシアだったそうで、日常生活から離れて楽しまれたそうです。
平成21年2月号に「マレーシアの旅」という紀行文を執筆され、
マレーシアはどのような変貌を遂げているであろうか、と述べておられます。
国内では白馬や立山の山が印象に残っているとのことです。
益々ご健吟をお祈りしております。
第1席の句にちなんだ子規庵でのお写真、データを縮小して投稿します。
いつも仲の良い古谷ご夫妻は、かつらぎの宝ですね。
今後ますますのご健吟をお祈り致しております。
第5回ウェブ句会の選句結果を、9月30日に発表させて頂きました。
第1席 律の文字優しと子規を祀りけり 古谷多賀子
おめでとうございます。
関東のかつらぎ誌友の要として、数々の句会でお世話をしてくださっている
主要同人です。
俳歴は長く、ご主人様の海外赴任にも同行され、幅広い句をお作りになっておられます。
俳句以外の趣味は、習字、旅行、ジャム作りだそうです。
ご主人様が畑で、梅の実、ブルーベリー、マルベリー、イチゴなどを
栽培されていて、年中通して美味しいジャムを作られているとか。
とても家庭的な多賀子さんです。
子規庵でのご夫婦の仲睦まじいお写真をお借りしました。
今週末は全国同人大会が東京にて開催されます。
ご準備でお忙しことと思いますが、我々にとって学びの多い大会となるでしょう。
よろしくお願いします。
第3回ウェブ句会の特選第1席
ありたけの馬具馬衣干され梅雨晴間 内田あさ子
いつも熱心に吟行されるあさ子さんは、きっと優しいまなざしで馬を見ておられたのでしょう。
馬も馬具や馬衣を干してもらって、嬉しそうにしていることでしょう。
お父様の代から青畝先生との御縁というあさ子さん、
平成3年に大星たかし先生の手ほどきで俳句を始められ、
平成14年にかつらぎ入会、今年度はかつらぎ奨励賞を受賞されています。
スピーチでもよく仰る俳句の心がけ、「どっきり」「はっきり」「すっきり」は
とても分かりやすいアドバイスと思います。
これからも吟行で佳句を詠んで頂きたいと願っています。
奥の細道吟旅での楽しいひと時の写真、そして、兵庫県同人会の集合写真を
ご覧ください。