第15回ウェブ句会の特選第1席は
噴水の割れて空から落ちにけり
作者は大久保佐貴玖さんです。
東京生まれの佐貴玖さんですが、かつらぎとのご縁は、八尾カルチャーの平井富子先生の教室です。
大阪在住の頃には、ものの芽句会にも入会されました。
一昨年末にご主人様の転勤で静岡にお住まいとなり、関東同人会所属になられてからは、東京支部句会など関東の句会に
出席されています。
文学的才能に溢れておられる佐貴玖さんですので、独自の境地を詠まれることでしょう。
写真は、創刊90周年記念大会の祝賀会での写真。左は堀康恵さんです。
もう一枚は、翌日の青畝ふるさとめぐり吟行会で、青畝生家のお庭の句碑を囲んでの写真。
主宰、関東同人会の方々や、奈良のたかむち句会の皆さんとの集合写真の前列に写っておられます。
6月10日締切の第14回ウェブ句会特選第1席は
病鵜は別囲ひして鵜匠宿
作者は篠原かつらさんです。おめでとうございます。
ご主人の看護で遠くの吟行、吟旅はしばらく参加できない状況だとのことですが、鵜飼シーズンには、鵜匠宿へ足を向けておられるようです。
看取りの日々の息抜きでも、かつらさんの目は病鵜を捉えてしまうのでしょう。
かつらさんから、貴重な写真をお預かりしました。2012年の東海同人会(名鉄ニューグランド)、2007年5月の五箇山、翌日の白川郷での写真だそうです。
奥飛騨の古い家屋がそのまま残り、平家落人伝説など趣のある吟行地だとのことです。(写真が縦のままでごめんなさい)
かつらさんの益々のご健吟をお祈りします。
4月10日締切の第12回ウェブ句会、特選第1席は
防風掘る砂の冷たき深さまで
作者は木村由希子さんです。
岡崎の高校で国語教師をされている由希子さんは、実感を伴う斬新な句を詠まれるので、ものの芽句会でも由希子さんの句に互選が集まります。
生徒にも俳句を教える機会があるそうですので、常に若い感覚を持ち続けていられる環境にあるのでしょう。
お忙しい上に、離れているので、なかなかお目に掛かれませんので、写真が少ないです。
随分前の写真を引っ張り出してきました。平成21年のかつらぎ創刊80周年記念大会での由希子さんです。
中央は箕面の清水寿恵子さん、右端は森田教子です。
10年前ですから、随分若いです!