1月15日締め切りました第44回新ウェブ句会の特選第一席は
おほかたは平々凡々日記果つ
作者は近藤八重子さんです。
八重子さんの詠まれる句の特徴として、ご自身の心の内側まで詠みたいというお気持ちが感じられるように思います。
人知れず努力なさっているのでしょう。
コロナ禍で気軽に楽しめるような機会が減り、八重子さんとなかなかお目にかかれないのが残念です。
八重子さんの写真が少ないので、またまた2019年の薬喰の写真からご紹介します。
東吉野の「天好園」集合写真、後列左から3人目が八重子さんです。
オミクロンの感染拡大が続いていますが、またこの時のような楽しい薬喰&句会が出来ますようにと、
祈っています。
令和3年12月15日締切の第43回新ウェブ句会特選第一席は
俗語なるお句にも品位青畝の忌
作者は広田祝世さんです。
「品位」という言葉がよく似合う祝世さんならではの句だと思います。
今年は大切な伴侶を亡くされて、それを詠まれた句も拝見しましたが、
それでも前を向いて吟行されるお姿に、私達の方が励まされる思いがしました。
どうかお身体に十分にお気をつけて、益々のご健吟をお祈りしております。
写真は先日の写生会、芦屋川駅すぐの虚子三代の句碑で。
祝世さんは句碑の右側3人目に立っておられます。
芦屋カトリック教会の前で、作句しておられる後ろ姿にも、何か惹かれるものがありました。
最後は10月のかつらぎ吟行会で訪れた八木町の河合家住宅縁側で撮影した集合写真です。
後列6人目が祝世さんです。
皆様もどうぞ、良いお年をお迎えください。
11月15日締切の第43回新ウェブ句会、特選第1席は
寒紅をひくや女将の顔となる
作者は竹内万希子さんです。
三田にお住まいですが、フットワーク軽く、逆瀬川俳句会の幹事さんも引き受けて下さっています。
今は亡き鎌田利彦さんが指導をされていた句会で俳句を始められ、かつらぎ兵庫県同人会ではとても頼りになる存在です。
写真は、ものの芽句会卒業の頃、村手圭子副主宰のお座敷で句会をした時。万希子さんは圭子副主宰の左で、その左端は圭子さんのお嬢様の伊藤美貴子さんです。
次は、兵庫県同人会の懇親会での写真。神戸私学会館1階の洋食レストラン。ここでちょっとおしゃれにお食事するのが兵庫県同人会の楽しみでした。
最後は、平成30年のかつらぎ友の会総会で、ものの芽句会のメンバーの一部での写真。
古い写真ばかりですが、懐かしいですね。
今後ますますのご活躍をお祈りします。
10月15日締切新ウェブ句会特選第1席は
秋さぶるロックガーデン風ばかり
作者は稲垣美知子さんです。
なんば髙島屋のお教室では最も句歴が長い美知子さん。例会ではいつも明るく披講をしてくださっています。
11月のかつらぎ吟行会は、美知子さんの地元岸和田が吟行地です。
荒々しいだんじりには似合わない、エレガントな美知子さんだといつも思っています。
写真はかなり古いですが、3年前くらいのかつらぎ友の会総会での写真。左端が美知子さん、中央が田島もりさん、右端が森脇富美江さんです。
笑顔が素敵です。
2枚目の写真は、かつらぎ創刊90周年記念号の為に撮影したかつらぎ例会での集合写真です。
2列目の左端の披講子定位置が、美知子さんです。
益々のご健吟をお祈りしております。
9月15日締切第41回新ウェブ句会特選第1席は
闇深く匂へる月下美人かな
作者は古谷彰宏さんです。
主宰が句評で触れていましたが、我家でも高本時子さんから分けて頂いた月下美人が毎年蕾をつけて、見事な花を咲かせてくれました。
彰宏さんは植物を育てることがお上手ですので、奥様の多賀子さんと仲良く、枯らさずに、毎年花を咲かせておられるのでしょうね。
最初の写真は、令和元年10月に開催された全国同人大会で、関東同人会会長として奈良県同人会元会長の新子満州男さん、紀ノ國同人会長の松下弘さんとの
スリーショット。
次の写真は令和元年9月に開催された創刊90周年記念大会終了後、お花の前で主宰や東京支部の皆さん他との記念写真。
最後の写真は、記念大会翌日に行われた「青畝ふるさとめぐり吟行会」で訪れた長円寺の青畝廟での写真です。
来年には桜井の大神神社に建立される句碑の序幕祝宴と句会へ、関東の誌友の皆さんと一緒にお越し下さることを、楽しみにお待ちしております。