2月15日締切分 第70回新ウェブ句会特選第1席は
ストリートピアノ弾かんとコート脱ぐ
作者は阪野雅晴さんです。
さすが雅晴さんと言ってもよい「コート脱ぐ」の季語が生きています。
いつも縁の下の力持ちの役を引き受けてくださる雅晴さん。
例会報と選評の文字起こし、創刊事業基金の会計、友の会代表、毎月のかつらぎ誌の校正等、
地道な作業に有難く思っています。
写真は平成27年の新年会二次会の席で主宰と雅晴さん、
次の写真は、昨年の全国同人会で大阪同人会の皆さんと一緒に。雅晴さんは前列左端。
3枚目は、今年の俳人協会関西支部新年の集いの会場で、雅晴さんは右端に座っておられます。
益々のご健吟をお祈りしています。
1月15日締切の第69回新ウェブ句会、特選第一席は
十人が一人を支へ梯子乗
作者は木村由希子さんです。
岡崎で高校の国語教師としてお忙しい由希子さんですが、今年から課題句選者をお引き受け頂きました。
昨年の第一回青畝忌記念俳句大会で、第一席を受賞されたほか、ご活躍は皆さんご存じの通りです。
毎月開催されているZOOM句会では、司会進行を務めて下さっています。
質疑応答では、由希子さんから「はい、〇〇さん!」とご指名を受けると、
まるで自分が高校生に戻ったような気がして、句会の雰囲気はとても楽しいです。
写真は、第一回青畝忌記念俳句大会の表彰式で、主宰と二人、そしてその他の受賞者のみなさんと。
もう一枚は、令和4年6月に中四国同人会の吟旅の懇親会での由希子さんです。とてもかわいらしい由希子さんですね。
12月15日締切分第68回新ウェブ句会特選第一席は
生き延びて立ち直りつつ年暮るる
作者は朝雄紅青子さんです。
峠の大学の後輩として長く峠を支えてくださり、東海同人会会長として
かつらぎに貢献して下さいました。
東海同人会会長は安藤悠木さんに譲られましたが、ZOOM句会にも参加されて
お元気に句会で名乗っておられます。
写真は令和元年十月に名古屋で開催された全国同人会で、東海同人会会長として挨拶されている紅青子さん。
そして、前日に「奥の細道」終焉の地の大垣を吟行した時の写真です。
かつらぎと同じ今年95歳になられます。くれぐれもお身体をお大事になさっていただきたいと思います。
11月15日締切第67回新ウェブ句会の特選第1席は
樏を提げて湯宿の迎へ来る
作者は野村親信さんです。
東京支部の吟旅企画を一手に引き受けて、皆さんを連れて参加してくださいます。
全国同人会や洗心会吟旅では、前のリで1泊する旅程を考えられるほど、
俳句に対して貪欲に、吟行を楽しまれています。
来年も色々と吟旅、吟行の機会がありそうですので、是非東京支部の皆さんでご参加下さい。
写真は今年の洗心会吟旅で訪れた観音寺の雅之郷にある青畝句碑の前で。親信さんは右端におられます。
次の写真は同じく観音寺での句会場「琴弾回廊」のベランダ。燃えるような夕日が印象的でした。
最後の写真は、今年10月全国同人大会で、スピーチされる親信さんです。
10月15日締切月末発表の第66回新ウェブ句会特選第一席は
ばりばりと伸ばす提灯秋祭
作者は村手圭子さんです。
副主宰圭子さんは体調不良から復帰され、先日の全国同人大会ではお元気にご挨拶されていました。
また、9月の俳人協会「関西俳句講座」では、主宰の講演や翌週の井越芳子氏の講演をお聴きくださり、
その後のお疲れ様会にも参加され、以前のように自然体の圭子さんです。
桜井のご自宅の庭で過ごすことが、体調回復の大きな力になったそうです。
写真は10月29日の全国同人大会のご挨拶の写真。2枚目は朝妻力先生・井越芳子氏とご一緒の宴席で。
3枚目は4月から1年間芦屋の虚子記念文学館で開催されている「青畝と虚子」展に赴いた時。
看板の左のお2人は沢山の資料を貸し出された河合家の河合桂子様、と上総紫香子さんです。
令和6年3月10日までの開催です。まだご覧になっておられない方は、是非ご覧ください。