8月15日締切の第76回新ウェブ句会特選第一席は
昼顔や眼下に白き未来都市
作者は斎藤利明さんです。知的な写生句を詠まれる利明さんは、何でも完璧にこなされる頼れる方です。
教育者の道を目指しておられたとのことですが、困っておられる誌友をサポートされたり、特にPCの操作に長けておられて、
ZOOMの操作など、優しく教えて下さっています。
句会の後の反省会など、お断りされずに参加されるお人柄です。
写真1枚目は、今年の関西新年の集いで、かつらぎ参加者の集合写真です。前列右から5人目におられる方が利明さんです。
2枚目は今年4月の俳人協会花と緑の奈良吟行会の後、直会での集合写真です。利明さんは2列目中央付近に居られます。
3枚目の写真は、創刊95周年委員会の皆さんとのお疲れ様会。左から4人目が利明さんです。
お忙し過ぎて心配になります。どうぞお身体お大事になさって下さい。
7月15日締切の第75回新ウェブ句会特選第1席は
つるでまりそよぐ高野を去りがたし
作者は私、森田教子です。
7月14日、高野八葉全国俳句大会で1泊した高野山を、まさに貸切バスで降りようとしている時の句です。
俳句の宝庫とも言えるような高野山を満喫した気持ちをただ素直に詠んだ句ですが、
特選に取って頂き、有難く思っています。
俳句の大会などでは、写真を撮るほうなので、あまり自分の写真がありませんが、その中からあまり使っていない写真をご覧ください。
先ずは4月28日の95周年記念大会で、前田野生子さん、稲垣美知子さんとで撮ってもらいました。
次の写真は今年の俳人協会新年の集いで、つかしんのお教室の方々とご一緒に。
最後は、大神神社の青畝先生の句碑の前で。令和3年10月峠・純一郎の句碑除幕式の日です。
6月15日締切の第74回新ウェブ句会特選第1席は
金魚売水の匂ひを残しゆく
作者は、名古屋の大久保佐貴玖さんです。
佐貴玖さんの句の文学性の高さは、彼女の知的な雰囲気から誰でも納得するところですが、
俳句に対する姿勢も真面目で一生懸命なところが、素晴らしいと常々感じています。
金魚売に遭遇することは、今では珍しくなりました。
良き日本の原風景を俳句に詠んで残していくことは、彼女なら出来るのではと思わせます。
写真は4月に行われたかつらぎ創刊95周年記念大会での1枚。佐貴玖さんは左後ろに立っておられます。
もう1枚の写真は、昨年10月に行われた全国同人大会前日吟行の、カトリック玉造教会での集合写真。
2列目の右から4人目が佐貴玖さんです。
5月15日締切の第73回新ウェブ句会特選第1席は
晩春の一日南都の客となる
作者は松江在住の吉浦増さんです。
主宰の選評にある通り、95周年記念大会に遠路駆けつけて下さった増さんは、
中四国の同人数名を自家用車に同乗され、参加くださいました。
増さんがいなければ、95歳になられた佐藤夫雨子氏の功労者表彰も実現できなかったことでしょう。
増さんの貢献度は計り知れないと思います。
写真は昨年6月に四国観音寺・金刀比羅宮への洗心会吟旅で、懇親会でスピーチされる増さん。
そして、琴弾公園内の雅の郷にある青畝句碑での写真。
フットワーク軽く諸行事に参加して下さる増さんは、ZOOM句会も参加されていますので、
距離を感じず、誌友の皆さんと交流されていることが、何より有難いと思っております。
4月15日締切の第72回新ウェブ句会特選第1席は
虚子の忌にひらく椿子物語
作者はたなかしらほさんです。
しらほさんは俳歴の長い誌友です。とてもシャイな方なので、
写真を探しましたが、1枚見つけることが出来ました。
先日の4月28日に行われた創刊95周年記念大会での1枚です。
丸テーブルの左の方です。
下村梅子先生を慕われていたしらほさんは、古いかつらぎの事をご存じの
今では少ない誌友の一人です。益々のご健吟をお祈りしております。